日本礼讃

最近和のものっていいな、とか日々の生活を少しでも素敵にしていきたいとがんばっている様子をブログにアップしていきたいと思っています。

年の瀬

いよいよ今年も押し迫ってきましたね。
師走と名前がつく通り、12月は駈け足で通りすぎていくように感じます。
年賀状の受付も始まり、気持ちが焦る中、書かなくてはいけないこの季節。でも、年が明けて、いただいた年賀状を見るときの楽しさはまた良いものですね。

今年は母の喪中ということもあり、年賀状を書くことはないのですが、喪中ハガキの準備もかなり大変でした。
父と相談して喪中ハガキは連名で出そうねと話したのが10月。早めに印刷を頼めば割安だから、頼みに行こうか~と思っていると、

「印刷されたものを送るのは味気ない」

と父が言い出しました。
手書き至上主義なので、そうなるかな~と予想はしていた私。印刷は知り合いのところに頼むつもりだったので、

長年のご厚情に感謝します

とか

長年、大変お世話になりました

みたいに一言手書きを付け加え、定型文の横に印刷代にプラスで入れてもらおうと思っていました。
父に、一言書いてみてね、と伝えて1週間。

あれ、できた?

と聞くと、まだ、とのこと。
お出かけが多くて、落ち着いて机に向かう時間がないと。仕方ないのでまたしばらくして、

あれ、どう?

と聞くと、うまくいかないとのこと。

集中力がないのか、すぐに字を間違えたり1文字書き忘れたりする

と悔しそうな父。
あまり急かしてはいけないかしら?
と思い、しばらくソッとしておいたら、

できた!これでどうだ?

とうれしそうな父。どれどれ?と見せてもらうと

な、何と!全文手書き!

喪中につき~から始まり、住所、名前まで全て!
しかも、悲しいかな、字が違うところがある(>_<)
しばし絶句したものの、気を取り直して

一言でなくて全文書くの?
印刷してくれるだろうけど、本当にこれで?

と聞いてみると、そうしたいと。
夫も

いや~味があっていいじゃないですか!

などと気楽なことを。
ここからが大変でした!
字の間違いを訂正。すると、今度は送り仮名が違う!
送り仮名を訂正。すると、今度は1文字抜けてる!
何度書き直したことでしょう!
ようやく出来上がり印刷をお願いすると、ただのコピーになるため印刷代は安く、ハガキ代の方が高くなるねえなどと苦笑される始末。

すみませんねえ

ハガキが出来上がり、宛名は手書き至上主義なので、当然書くのですが、父に任せていてはいつ出せるかわからないので、住所録をちょうだいと言うと

出す人の整理をしてから渡す。
葬儀や通夜に来てくれた人に出したい

と突然言い出しました。

え~!?
多目に印刷しようと言うのに、

そんなにいらん!

と言ったのはお父さんでしょ~。
そこでそんなことを言っても仕方ないので、早めにまとめてねとお願いしました。
私もちょうど仕事の繁忙期だったので、そのまま11月は過ぎていき。
12月になって、とにかくわかるところから書き始めたものの、父の整理がなかなか終わらず、しかも、

テレビで見たら湯治に行きたくなった

と安い湯治宿に滞在することに。
行く前にとにかく名簿を!とまとめてもらい、完成品ではないながら、父の分を書きました。
年賀状投函までにはついてくれるといいけどな~と思いつつ、毎晩がんばりました。

師走ってどんな形であれ忙しい(笑)。
結局走り回ることになるのね~。